真夜中の色彩

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「聖の青春」大崎善生

「聖(さとし)の青春」大崎善生

幼い頃から病を患い、29歳でこの世を去った天才棋士・村山聖(さとし)の人生を将棋雑誌の編集者であった著者が綴ったもの。

私自身、将棋は出来ないし全く詳しくないけれど、羽生さんや谷川さんの名前くらいは知っている。 加藤一二三伝説なるものを読んで、棋士って面白い人達なのかなと興味を持った。 この前、永世竜王を巡っての渡辺さんと羽生さんの話も面白かった。(対局内容は全然わかんないけど。渡辺明ブログも棋士という人がどんな感じなのかがわかって面白い。) そんなわけで、とあるサイトでお勧めされていたこの本をずっとずーっと読んでみたいと思っていた。ところが、あまり本屋で見かけない。 amazonもあったけど、何となく、この本は棚から手にとって買いたかった。 先日、たまたま見つけて買うことに成功。 あっという間に読んでしまった。

師匠とのやりとり、名人への執着、その全てに心打たれた。 信じる気持ちが力になるのは真実だと強く感じた。 師匠も本人もなかなかに面白い人で、そんなほのぼのもよかった。 これはずっと手元に置いて、時々見返して元気とかを分けてもらう本になりそうだな、と思った。 ちなみに、師匠の森信雄さんはブログも持っている。森信雄の日々あれこれ日記 写真が趣味らしく、ちょっと親近感。

将棋を知らない人でも十分読める本。いろんな人にオススメしたい。