真夜中の色彩

真夜中の雰囲気が好きなプログラマのブログ

ARPのライブ「ARP KICK A’LIVE」に初めて行ってきて感心・感動した話

※注意:ARPの裏側?仕組み?にばかり言及しているので、アイドル4人が大好きな人には向いていない記事です。そういう人はブラウザをそっ閉じしてくださいませ。

 

 ARPとはAR performersの略で、会えるARアイドルとしてラブプラスの内田明理Pがプロデュースしているアイドルコンテンツである。友達のかにちゃんがドハマりしており、それを切っ掛けにそういうのがあるのだと知った。

AR performers/ARP 公式サイト | ~AR技術が生んだ 会えるARイケメン~

arp-fc.yukes.co.jp

 

 丁度、CEDEC(日本におけるゲーム開発の大きな技術系カンファレンス。TGSの開発者向けイベントでも考えてもらえればOK)のアワードでもゲームデザインの部門で賞を取っていた。

 ライブ活動が主な彼らライブについてはかにちゃんから色々と教えてもらっていたし、ここ数年は二次元寄りアイドルコンテンツ(要するに、キンプリとSideMだ)を好んで見ているのもあって、俄然興味が。ちょうどライブがあるということで、連れてもらって初めてARPのライブに行ってきた。

 ARアイドルのライブといえば私の中では初音ミクのライブのイメージで止まっていたのだが、ARPの現実感は初音ミク以上であった。めちゃくちゃ感動した。

 何故そう感じたのか?というポイントを中心に、ライブの仕組みを紹介してみたいと思う。

 

 自分が知っている、これまでのアイドルのライブやARと違うなと感じたポイントを挙げ、それぞれについて詳細を記述していく。

  • リアルタイムでステージに映し出される緻密な描画、演技 
  • ライブ中に応援リズムゲーム!上位ランカーへのご褒美
  • 徹底してアイドルとして生きていることを貫く

 

リアルタイムでステージに映し出される緻密な描画、演技

 ARPのライブが始まると、ステージには4人のパフォーマーが映し出される。アプリを通してではなく、肉眼で見えるARだ。そもそも、ARとは拡張現実。カメラを通して画像を表示する技術を指すのではない。おそらく…透明なスクリーンにキャラが映し出されているんじゃないかな。その辺の知識がないのでちょっと自信がない。真ん中くらいの客席からだったが、スクリーンが目視出来なかったのでより自然に見えた。

 パフォーマーの裏には、モーションアクターとボイスアクターが居る。その二人がタイミングを合わせて裏で演技した結果が合わさり、ステージ上のアイドルを形作る。つまり、リアルタイムで描画されているのだ。

 リアルタイムでの描画に違和感が少ない……。例えば、パフォーマーが前後で重なると前の人の影が後ろの人に落ちる。逆光の光が輪郭で反射している。ステージの床にしっかり足がついているように見える。ジャンプの着地のタイミングで着地音が鳴る。

 物理法則に忠実に細かいところを描画することで、現実感を増していくんだなと感じた。

 特に一番生っぽかったのは、曲と曲の合間でメンバーチェンジする際に照明が一度落とされて薄暗くなった際の影だ。青っぽく浮かび上がった輪郭が本当に人がいるかのように見えた。

 細部に神は宿るというのは、まさにこのことだと思ったのだった。

 

 ライブは写真撮影可能。……でも暗いとうまく撮れなかったーョ

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※上記の写真はメインステージ


ライブ中に応援リズムゲーム!上位ランカーへのご褒美

 ただただライブを見るだけでないのがARPのライブのすごいところだ。

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※上記の写真はサイドスクリーン

 事前に専用アプリをスマホにインストールし、公演開始前に参加公演の設定することによって、ライブ中に応援リズムゲームに参加することが出来る。ライブ中に背後のスクリーンに振るタイミングのノートが表示されるので、タイミングを合わせて振るのだ。大体曲に合わせていればいい感じになるようだ。

 このリズムゲームでポイントを得ると、そのポイントは事前に設定していた推しへの応援ポイントとなる。このポイントはリアルタイムに集計され、ポイント上位ランカーの応援コメントがスクリーンに表示される。(推しと応援コメントは事前に設定しておくのだ)

 この仕組みを用いて、パフォーマーはバトルを行う。

 例えば、2人で交互に歌うバトル曲では、曲の合間の中間発表の勝者が次のパートを歌うことが出来る。推しの為にリズムゲームを頑張るし、応援ポイントを2倍3倍にする課金アイテムもあるので、それによってブーストして強く強く推していくことが出来る。(もちろん、うまく音ゲーをこなせないとブーストの意味はないのだが)

 中間発表では勝っていたのに、最終的に逆転されるなんてシーンも実際にあって熱かった。どちらのファンも推しの為に一生懸命なのだ…と感じる。

 バトルは公演内を跨って実施されたりもする。2日間で昼・夜だと4公演あるが、リーグ的に戦って、2日目夜である最終公演で最終的な王者を決める。こうなると、ファンは全公演に足を運んで応援していきたくなる。

 その公演で上位パフォーマーの上位ランカーはパフォーマー自身から一言伝えられるシーンがあるし、一言貰える。応援が実を結ぶ瞬間だと思う。

 推しに直接?お金を落として応援に変えることが出来るので、燃える人は燃えるだろう……。

 

徹底してアイドルとして生きていることを貫く

 ライブ以外でもパフォーマーたちの日常はラジオやInstagramで露出していくことで、中の人などいない姿を貫いていく。この辺りは、どういった振る舞いがファンの心に届いていくのかという内Pの手腕なのかなという気がしている。

 モーションアクター、ボイスアクターは公にされていないし、おそらくこの先もされないのだろう。アニメ化するが、彼らの役を彼らが声をあてる体だ。

 この辺りの許容範囲は人によって異なるだろうし、その気持ちもわからなくもないので冒頭の注意書きをしたためた次第。

 公式のぶれない姿勢は頼もしいので、ファンは安心してついていけるんだと思う。

 

まとめ

 AR、スマホでのリズムゲーム、ポイント集計……ライブを構成するこれら全てが正常に動いてこそ完成するARP。人の想いがたくさん降り積もっているので、現場でミスなんてできない……んだろうなぁという気持ちが強い。

 特にAR部分。あれが少しでもちらつくとかあっては決してならないだろう……。技術者的にはヒリヒリするし、超怖い。ユークスは本当にすごい。開発者さん、運営さんに多大な尊敬を抱くわ……。

 どのスタッフもいい仕事をしているからこそのARPなんだろうと思ってます。「細部に神は宿る」ほんとこれに尽きる。

 自分には技術があるからこそ出来たコンテンツに見えているので、技術主導的なあたりが燃えポイントです。応援していきたい。教えてくれたかにちゃんに感謝!

 

 で、アイドルとしてハマったのかどうかというと、ついつい技術的な目線とかビジネス的な目線とかにばかり立って見ていたので今回はなかなか……。とはいえ、色んな人に見て欲しいし、この仕組みで他にもARのコンテンツを手掛けて欲しいなぁと思うのでした。(坂本龍馬に関わるコンテンツが出るっぽいですね…!)