真夜中の色彩

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異世界居酒屋「のぶ」が面白かった

 9月の下旬頃、何やかんやでたまに飲んだりしている@nobu666と@120resetとゲームバーで飲みつつボードゲームをしました。(ピラニアペドロ面白かったなぁ。またゲームバーにも行きたい)
 その時に店内に掲示してあった「異世界居酒屋 のぶ」のポスターが印象に残ったのです。(先輩、異世界で居酒屋やってたんですね。)

 昨今美味しいものを食べることに主体を置いたマンガなどが多いように思っているけれども、異世界モノといえば「ダンジョン飯」くらいしか知らなかったので目を引いた。それ以降、なんとなーく気になっていたものの、書店でなかなか一巻にお目にかかることもなく。(最新刊だけある…というお店はあったのだが) ライトノベルを買うのもなぁ…というのもあり、購入に力は注いでいなかったのだけれども、ちょうど一巻を置いている書店を見つけたこと、気楽に本を読みたいなぁと思っていたことが重なってとうとう購入に至ったのでした。

 古都に構える「居酒屋のぶ」は、裏口が現代日本、表口が古都に通じている。大将としのぶさん、古都の常連さん達のあれやこれや、酒と肴を交えつつ話が進んでいく。基本的にお話は明るく、読んでいて嫌な気持ちにならない。読み進めていると、居酒屋に行きたくてしょうがなくなる…。

異世界居酒屋「のぶ」

異世界居酒屋「のぶ」

異世界居酒屋「のぶ」 二杯目

異世界居酒屋「のぶ」 二杯目

 ランチタイムの友にしたり、寝る前に布団で読んだり、結構楽しんで読みました。うっかり二巻目(二杯目)も買っちゃって読了したしね。

 最初は現代日本の技術にモノを言わせていたところがあるけれど、次第に変わり始める大将を見れて良かったです。この先、どうやって古都の人たちと歩み寄っていくのか気になります。進行はゆったりだけれども、一度出てきた人が再びストーリーに現れるのとかもいいなぁと。

 ちょっと気になっているのは、出てくるお酒がトリアエズナマとレーシュ、アツカンばかりで、他のお酒は出てこないのかな…?と。(あとここはとても難しいところだと思うのだけれども、)食事に対する表現のバリエーションとかちょっと気になりました。でも、楽しく読めることに変わりなし。

 三巻目(三杯目)も買うつもりだし、そろそろ四巻目(四杯目)も発売されるようなので今後も楽しみにしている作品です。
 お気に入りのキャラは、悩める若者ハンス君。今後どうするのか、気になっているところです。あとは、ゲーアノートさんかな。この人のせいで数年ぶりにナポリタンを食べに行きました。ナポリタンのおいしさに気付いた気がします。エトヴィン助祭、イングリドさんも良いし、まぁなんだかんだみんなすきですね。

 飲み屋さんが好きで、のんびりほんわかした物語を読みたい人にオススメの一冊です。

※もとはWeb小説だけれども、そちらは読んでいないので敢えて触れない。

追記

 その後、三杯目も購入して駆け足で読了。やっぱりいいわー。のぶの今後のメニューのバリエーションに期待していきたい。

異世界居酒屋「のぶ」 三杯目

異世界居酒屋「のぶ」 三杯目