真夜中の色彩

真夜中の雰囲気が好きなプログラマのブログ

新元号が発表された

 平成も残り一か月の新年度初日です。記念にブログをしたためておきましょう。
 新元号は、「大化」(645年)から数えて248番目の元号だそうな。

※4/1に書いたけど公開してなかっただけなので、投稿日付詐欺じゃないし…!と書き添えておきます。

  今日は晴れているものの、微妙に空気が冷たい朝でした。春コートと冬コートで悩む感じだったけれど、春コート+冬ストールにして対応。
 新年度とはいえ新人がくるわけでもなく、仰々しく社内イベントがあるわけでもないので、そんなに変わらない平日です。
 11時半から新元号の発表ということなので、その時間ちょっと前からネットの配信を見ていました。フロアにテレビもありますが、そこの輪には加わらず自席でのんびり。こういうときはネットだと誤差があり、テレビの電波が早いですね。きっと発表されたんだなというざわめきを聞きつつ、ストリーミング配信でも「令和」の額が表示されました。

 令和。れいわ。令って大宝律令などの令のイメージが強いですが、そこからではなく、万葉集 梅花の歌三十二首の序にある一文

時に、初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す。

からだそうです。梅花の歌三十二首は、当時珍しかった梅の花を愛でる宴の際に詠まれた歌だとか。

 桜を美しいと思うのは、桜の美しい姿を見たことがあるから。
 それと同じで、古代から続く文化を美しいと思えるのは、文化を多少なりとも知っているからかなぁと自分なりには思うわけです。ですので、かじった程度でも文化を知ることは意味があるんじゃないかなって。義務教育で古典や歴史を勉強しておいて良かったなって大人になった今は思えるのでした。

 「美しい」「素敵だ」とポジティブに物を捉えられるのは楽しいことですね。
 令和の世は込められた思いに沿った世となるといいなぁと思いつつ、残りの平成を過ごしていきたいと思います。