真夜中の色彩

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シン・エヴァンゲリオン劇場版を見たよ(ネタバレあり)

 シン・エヴァンゲリオン劇場版、公開2日目に見てきました。夜の回に行ったので、仕事帰りの社会人が結構多かった。一人の人がほとんどだったかな。座席は8割位が埋まってたはず。
 上映時間が長いから水分の摂りすぎ注意という話があったのでそこは気をつけて行ってきた。ビール飲まなかったのもあったからか、中座しなくて大丈夫で安心した。

さてはてここからネタバレを記載するなり。まだ見てない人は回れ右なのだ。
いいかな?
いいかね?
いいんだね?

いいかな?
いいかね?
いいんだね?

いいかな?
いいかね?
いいんだね?

いいかな?
いいかね?
いいんだね?

いいかな?
いいかね?
いいんだね?

いいかな?
いいかね?
いいんだね?

 

よし!


 本当にきれいに終わった。終わったんだなぁと、スタッフロールを見ながら浸っていました。終わってしまった。終わることを望んでいたけれど、本当にそのときがきたんだ。
 beautiful worldはゲンドウの歌だったね。

 たぶん、楽しみにしていた皆がおそらくそうであるように、私も自分とエヴァの関わりを思い返さずにはいられない。

 中1の時にTV版の新世紀エヴァンゲリオンが放送。私は見ていないものの、人気であることは知っていた。そこからずっと話題の作品であり、中3の修学旅行の時は隣のクラスがバスの中でずっと流していたらしい。普段アニメを見ないような層ですら見るようなアニメとなってて、キラキラしているグループ(スクールカーストでいうところの上位グループ)がエヴァの話をしているなんてすごいなと思っていた。

 中2の時に「Air/まごころを、君に」が公開されて、友達に付き合って見に行った。TV版エヴァは話を聞いていてあらすじは知っていたけれど、いきなりちゃんと見たのが旧劇場版だったのは今思い返してもアレかなと思う。

 結局、TV版をすべてちゃんと見たのはひとり暮らしを始めた大学生になってから。実家にいた頃はTVが居間にしかなかったし、常に主婦である母親がいる家庭だったので、レンタルしたアニメを見たりしにくかったという背景があったからな。(おかげで大学生になってから見たかった様々なアニメを見るようになる)

 新劇場版の序は新潟で、破以降は社会人になって上京した東京で見た。やっぱエヴァは良いな…と思わずにはいられなかった。世界観などを深く考察したりはしないけれど、絵も音も、でっかいロボット(人造人間)が街の中を走り、飛び、アクションかっけー!!、オペレータの報告や復唱大好きーー!!という楽しみ方をしていた。もちろん、キャラクターそれぞれも好きではあるが。

 Qは確かに意味不明過ぎた=コミュニケーションをあまりにもとらないところ についての、新たな見方やら思惑がシンエヴァでちゃんと描かれていたことに安心した。煙に巻かずに、ちゃんと説明してて、もうそれだけで満点だよ。私は好きなものに甘いんだ。

 

 ここ好き~~~~というポイントを列挙していこう。

  • トウジにケンスケ、生きとったんかいワレ!と安心したし、第3村での交流には今後の展開への希望が持てた。シンジが前を向けたことも、この先は何だか大丈夫な気がしたことも。
  • ケンスケのシンジを見守る温かさ、トウジは心配するけれどケンスケに諭されてちゃんとそれを受け入れて見守る辛抱強さがとてもよかった。
  • アスカの村を守るべき対象と言葉にしてたのもよかった。
  • 6thレイの村での交流もよかった。何か名前をつけられるのかとも思っていたけれど、その先のことを考えると名前を与えることがなくてよかったのかもしれない。
  • アスカはわかっていたんだろうけれども、レイに期限があることについては何も言わずにいたのもよかった。
  • まさかに加持リョウジ(少年)との邂逅にはびっくりした。加持さんとミサトさんの間の想いには割と懐疑的(双方が双方に都合のいい関係)だったんですけど、実はちゃんと想いあってた。よかった。
  • リツコさんの「妊娠してなかったら一緒に行くことを許してた」って発言も、ヴィレシーンでのミサトさんとのバディ感がすごく好きだった。ミサトさんが単身ヴンダーで槍を届ける前のところも、すごくよかった。きっとあの人がヴィレもリョウジもちゃんと見てくれるんだという信頼感があった。
  • Qで手のひらくる~と揶揄されていてたミサトさんの本心がシンエヴァでは開示され、母担当として、正しく保護者として、シンジと向かい合えたのがよかった。髪を解いて反動推進型エンジンで発進する姿も燃えた。
  • マヤの「これだから若い男は」も、最後は意味がちょっと変わったのもよかった。上の立場になったオペレータ三人組はいつも目で追ってしまう。マヤちゃん好きだから活躍してくれるの嬉しいし、幸せになってくれ。
  • 腕にスカーフをつけ合うシーンもよかったな。死地に向かうんだなぁという気持ち。明るくはないんだけど、覚悟が泣けた。最終的にはミサトさんだけで発進することにはなったけど、死ぬ人間を最小限に留めたい=死なないで済むなら生きたい気持ちは好きなのでよかった。
  • 終盤のシンジは狂言回し的に動いていて、もう悩まないっていう安心感に包まれるとともに、本気でエヴァンゲリオンを終わらせにかかってきているのも感じていた。
  • 最後の空撮シーン、あの絵は以前どこかで見たのに思い出せない。シンゴジラの特典とかだったかなー?だとしても、まんまな絵だった気がするので何か別の番組かもしれない。
  • 貞本エヴァこと漫画版とも似通った終わり(駅のシーン)だったりするのがニヤニヤした。読んでてよかったし、読み返したい。
  • マリは都合のいい女だけど、マリがいたからこそ、アスカは救われたんだろうなって思っている。マリありがとう。シンジとも仲良くしてね。
  • 新しい世界での人間関係がどうなったのかが気になる。世界をやり直すタイミングで死んだ人は戻らないのだろうか。別に同じ人が再構築されるともかぎらないか。設定資料集とか出たらめっちゃ読みたい。

 まだまだいろいろあるけど、こんなところ。
 入場特典が別のものになるころに、再度見に行くぞ!!!! 色々と見直したいシーンがたくさんだ。

 

 とりあえず漫画版を全部読み返すぞー。 

新世紀エヴァンゲリオン(14) (角川コミックス・エース)