前日編からの続き。いよいよ当日。
出発前
朝3時に起きて、ホテルが用意してくれたおにぎり弁当をさっそくもぐもぐ。それから着替えたりなんだりであっという間に4時。シャトルバスに乗っていざ現地~。
現地に着いたのは5時前。Cコーススタートは6時半頃。時間がずいぶんあるので、のんびり過ごす……。会場近くで見つけた自販機でスポドリと水を買い、ボトルにセット。しかし、朝は寒い。ウィンドブレーカーがあって丁度いい感じだ。
徐々に明ける空。
6時過ぎにスタート場所へ誘導開始。スタート地点ではBGMあり、放送あり。スタートはあれよあれよという間にあっという間!
なお、Cコースだけは両津港ゴールなのでここに帰ってはきません。さらば。
出発
エイドステーション(AS)という公式の補給箇所で、参加者は補給可能! 今回は、20km/40km/72kmの地点にASがあります。まずは20kmの相川ASに向けてゴーゴー!
佐渡の風景、海沿いの道は「左手が海、右手が崖」のようなダイナミックな景観が楽しめます。
そして何より朝も早いというのに、道のそばで地元の人が「がんばって~」と応援してくれているのがめっちゃ嬉しい!! 思わず笑顔で手を振りつついってきまーす!なんて声が出てしまう。テンション上がる。
イベント自体は島内では周知されているようで、なるべく車で出るのを控えてくれていたりするそうです。とてもありがたい……。ボランティアの方が所々に立って、カーブや下りの注意を促してくれたりするのも本当にありがたくて、頭をぺこりとしてしまいます。
路面もきれいで走りやすいし、風景もいいし、車の量も少ないし、最高。大会でなくとも、来て走ったら楽しいんだろうなぁと思いますね。はふーん。
テンション高くて、坂があってもツラいよーと笑いながら走れる。序盤だから。
ビューポイントではみんな記念撮影したりしてました。だって、きれいなんだもん!
そうこうしつつ、1時間弱で20㎞の相川ASに到着!
相川ASの補給
初のASでテンションうp。この頃にはだいぶ太陽も上がってきて、あたたかくなってくる。
一番人気のおそば! おいしい! そば完売からの補充も来てたけど、すぐになくなってしまっていた模様。どうやら、地元のおそば屋さんが茹でて持ってきてくれているっぽかった。あったかいおつゆのそば。うめえ。
佐渡といえば、ながも!!!! というわけで、ながもお粥!! 朝?のお腹にやさしく入っていきます。
まんじゅう!!!! このおまんじゅう、皮がふかふかしっとり、あんこもちょうどいい塩梅で、実にうまかった。思わず3個食べた。まんじゅう最強説もある。
水分は、水、アクエリアス、コーラの3種類。久しぶりにコーラを飲む。シュワ~
トイレは女子よりも男子トイレが大混雑。コミケ3日目という表現がわかる。
相川AS~入崎SS
さてはて、作っておいた予定よりも若干遅れてASをスタート。次は40kmの入崎SS(スイーツステーション)が目的地だ!
ちょいちょい参加者が団子状になってしまう。平坦だから、そんなに差がでないということかな? 狭い道で後方や前方から車がくるとぬぬっ!とするけれど、道が広くなるまで速度を遅くしたりなんだりしてくれて、大変ありがたい。いくら車通りが少ないとはいえ車道なので、参加者も気をつけなくちゃな……。
坂を上がったところから海の水平線が見えるステキポイントがあったりするけれども、ついつい走るの気持ちよくて撮り損ねる。記録にも残したいけれど、この風を体感もしたいんだー!!みたいな感じである。そんなところが多数あった。
さてそろそろ疲れてきたなーという頃に入崎SSである。
相川もそうだけど、入崎SSも小中学生のボランティアの子が補給を配布してくれていた。特に入崎SSの子は声を枯らしてオレンジやコーラ、おまんじゅうを配布に練り歩いていたりして、微笑ましかった。
いただきますねって言うと、がんばってください!なんて返してくれたりして、(そう言いなさいと言われているんだろうけれど)とても和んだよ~~~。ここのゴマまんじゅうもナイスだったので4個食べていた。
他にも、もっちりとした塩大福、レモン、オレンジ、バナナなど。特にレモンはコーラと一緒に食べるとうまいし、レモンだけでもチューチュー吸ってた。写真は概ね撮り忘れている。
いざ激坂 Z坂と大野亀
ここに来るまでに十分と坂には出くわしていたけれど、特にアナウンスのある坂として、Z坂と大野亀の坂がある。入崎SSを出て、次のはじき野ASに着くまでにそれらをやっつけなくてはならない。
まぁやるっきゃないでしょ顔のヤドン。
遠くに見える、Z坂
より近づいてみた、Z坂
やぁんやぁん……。
長くてツラそうなので、ここで頑張れるおまじないを摂取しておく。足が攣りませんように!!
味は……こってりとミネラルが入ってそうな味だった。良薬口に苦しとは、これだね!
でもそのおかげなのか、ライド中も後も足は攣りませんでした!ひゃっほう
佐渡ロングライドの直前に「はやめブラストギア」を初めて読んだんですが、坂は上ハンドルで上体を起こすと息が楽になるってアドバイスがあったのでその通りにしてみたんですよ。こいつはイイ…! ほんと、峠(ヒル)で無知はクライム(罪)ですね。
そんな学びを生かしながら、Z坂の最初の坂をのぼったあたり。足ついてるけど、写真撮りたいから仕方ないね!
その次に上ったあたり。
後続の人々が小さい……。
写真撮る名目で休憩しつつ、無事に上りきる! やったどーん!!
上っても、気づいたらまた海抜数メートルのところにいる!! 不思議!!! 次の対戦相手の大野亀です。写真中央やや左よりのあたりのでかい岩が大野亀。
あの岩には上りません。
近づいたところ。左側の山が大野亀。
きっつい坂を上がってより近づいたところ。坂の中腹のあたり。
とにかく軽いギアでクルクル……。息を整え、一定の間隔でクルクル…。飽きてもクルクル回すと、ほぼ頂上! ご褒美はレストハウスのソフトクリーム!
みんな買うのでめっちゃ並んでた。大野亀を背景にパチリ。うまい。クールダウンされる。
ここまでで大体同じペースの女性がいた。その女性のゼッケンを見るにBコースなのでゴールは違うのだが、心の中で「頑張りましょう…!」となんとなく仲間意識を持つ。
仲間意識といえば、同じ車種同じカラーのロードバイクに乗る男性に出会ったりもした!(さすがに男性モデルだけど) 人気カラーとはいえ、組み合わせは沢山あるわけで、レアな出会いだった。めっちゃ嬉しかった…。豪脚さんなので、あっという間に先に進んでいたけど。
はじき野AS~両津BCことゴール
ソフトクリームを食べおわり、いざ、はじき野ASへ。数キロ走ればあっという間。
俵型の焼きおにぎりやフルーツが配られていた。
焼きおにぎりはホッカホッカ!! どうやら前年、おにぎりが冷たいというクレームがあったらしい。おそらく、焼きおにぎりにしてから配布まで時間がかかっちゃうからなんだと思う。今回は、焼きおにぎりを蒸し器で蒸して温めていたのだ。焼きおにぎり好きなので、思わず2個3個食べる。
(素手の右手で取るも、シャッターが切れなくて、しぶしぶ左手に持った図↑ 何にせようまい。)
これまでの参加ブログを読んでいると、補給が足らないという声をよく見たが、今回は全くそんなことを感じなかった。もちろん、補充されるタイミングとか人の波があるから、たまたまだったのかもしれないけれど。
大会の運営はちゃんと改善を考えているんだなと思わせてくれましたよ! と声を大にして言いたいです…。(あ、でも自転車預り所は屋内が良かったな……。大変だとは思う…思うんだけど……)
そんな、はじき野ASを後にしてあとはゴールまで基本的に下り&平坦。
ちょうど、Barのチームジャージを着た一団と同じタイミングでスタート。バーテンダーさんと常連さんのチームなのかな? ナイスなジャージで店名の宣伝にもなってそうでしたw チームジャージ来ている人たちは他にも結構いて、ちょっといいなあと思うなど。
あとちょっとでロングライドが終わってしまう…ということで、足を売り切ってしまおうと思いきる。平坦&追い風の中をガツガツ漕いでみた。初めて30km/h前後を出せたけれども、このスピードはなかなか厳しいことがわかった。今回、上ったぶん下りも急だったりしてスピード出た個所もあったけど、どこもスピード抑えて安全に努めてみた。激坂は上りも下りもこわい。
ヘロヘロになりつつ、当初の目標であった13時ゴールをなんとか達成。やったね! ゴールではアナウンスで名前を呼んでもらって、笑顔?でゴール!
両津BSのBSは弁当ステーションのBS。今年のお弁当はこちらっ!
つみれ汁が疲れた体に染みわたる~~~~~!! メンマかと思ったらタケノコ。旬のモノのお弁当でうまい。プリンもうまいし、笹団子の笹のかおりがよい。
専門学校の学生さんによるマッサージコーナーもあり、肩を重点的にほぐしてもらった。正直、これでいっぱいいっぱいなので、このあと110km走るAコースの人たちは本当にすごいと思うのだ…。 っていうか、ロード買って数か月で(準備していたとはいえ)いきなり210kmに挑んだアザミさん、メンタルもフィジカルも強い……!!
私はもうちょっと経験値を貯めてから、佐渡一周に挑戦したいと思います!! 楽しみながら、写真撮ったりしながら、一周巡りたい。
帰るのだが…
さて、ぼちぼち帰り支度。帰りは14時35分頃のジェットホイルです。ゴールした会場からフェリーターミナルは近いので自転車で移動し、輪行状態に。
時間が迫っていたので大急ぎで向かうも、佐渡汽船係員さんが「出航したところです」と。なんと、時間を勘違いシテタネー……。こんなことだったら、食事後急ぎで準備してたネー…。とまぁ、自業自得な感じでした。
係員さんに相談して、フェリーに切り替えて貰うことにしました。お手数をおかけして本当に申し訳ないですし、もうちょっとゴールが遅くなることも考えて余裕をもった予定にしておくべきでした。反省。 新幹線の切符も指定席はオジャン。
でもまぁ落ち込んでいても仕方ないので、ビールで乾杯。
帰りはちゃんと二等客室のジュウタンで横になって寝て帰りました…。
フェリーは、佐渡ロングライドから帰る参加者に向けた紙テープイベントがあったようだったけど、あまりの疲労に気になりつつ寝ちゃったネ……。そんなイベントしてくれるなんて、ほんとありがたい。
フェリー下船後、新潟駅まで戻り、回転寿司を食べて夕飯。新幹線も自由席待ち列の先頭に並び、MAXの1階席に無事輪行袋置いて座れました。
帰宅したのは0時を過ぎちゃったけれども、事故無く帰宅出来てよかったー!
まとめ
佐渡ロングライドに参加してきました。個人的に佐渡は2回目! 1回目はレンタカーだったけれど、今回は自転車で島の風景を味わえてよかった。苦労したこともあってなのか、別物に見えるね。でも、ほんとに自転車でサイクリングするのにいい島だと思う。
地元民の方のボランティアや応援がなくては出来ないイベントだと思うのが、参加してよくわかる。本当にありがたい。参加者としては、また佐渡に遊びに来たり、佐渡の良さを友達に勧めたりして、恩に報いたいところです。
今度は後泊もする計画で、また参加するぞー!!