漫画好きの人々から評価が高い「コダマの谷」と「群青学舎」。 研究室の本棚にあって気になるものの、何となく読まずに過ぎてしまっていた。研究室離れた後も、本屋さんで見かける度にずーっと気になっていた。
何だかぱーっとマンガを揃えたくなって、とうとう購入に至りました。 ああ、買って良かったと心から思えるマンガだった…。
コダマの谷 王立大学騒乱劇 (ビームコミックス)
タイトルにあるとおり、王立学園騒乱劇。
ドタバタする各キャラが楽しい。一部のキャラは、群青学舎でも出ていたりするのがニヤリとする。
アクティブなお姫様ってのはいいもんですね。
リアリティがあるようでない、ファンタジーな世界。マンガってこうでなくっちゃなーというのを思い出したりした。 そういえば最近、現実世界に近いマンガばっかり読んでいたからなぁ。学校モノとかそんな。
群青学舎 一巻 (ビームコミックス)
群青学舎は全四巻の短編集。
舞台は、現代だったり、どこかの外国っぽかったり、中世っぽかったり。
色々あるけれど、どれもこれも面白い。
読んでいて、そういえば最近恋愛モノを読んでいなかったなぁということに気づいたりした。たまには摂取しないといけませんね。
「北の十剣」とか「待宵姫は籠の中」とか良いデスネ。
みやこさんもステキだし、「薄明」の後編の最初の4ページもグッと来ます。素直になれない父娘もな。
ああ、どれもいいなぁ…。
絵柄が割とクセがあるかなとは思います。少女漫画のような、ちょっと古臭いようでそうでもないような。 でも、この感じがいいなぁと思う物語ばかりでした。428が実写じゃなきゃダメなように、これもこの絵じゃないとな。 背景とかも上手だし、食わず嫌いをせずに人に読んで貰いたいマンガ。 この雰囲気が好きな人はどっぷりハマるかと。
あー、久しぶりに相当気に入ったマンガでした。何度も読み返しちゃう。