そういえば、劇場版ガルパンも見ているのだけど書いてなかったな。ガルパンはいいぞ。しかし、オデッセイも良かったのでここに記す。
最初は消極的でした。
そもそも映画でハラハラドキドキするのが苦手である。
何故そんなにプレッシャーを受けねばならんのだ。それがハッピーエンドにつながるのであればまだいいが、救いがない物語にはあまり触れたくない。
そういうわけで、私はハッピーエンドとかユーモアとか笑いのあるコメディとかアクションとかロボとかファンタジーとかSFが好きです。
最初、「オデッセイ」については消極的でした。だって宇宙なんだもの。危険と隣り合わせ過ぎて息が詰まる。そういう理由から「ゼロ・グラビティ」は断固として観なかったし…。つらいんだよ。
でも、「オデッセイ」は火星のDASH村みたいなものだよ、と。突然ディスコミュージックが流れ出しちゃうんだよ、と。そこでほほうと興味を持ち、「じゃあ見てみよう…かな……」と背中を押したのはこちらの原作者インタビューでした。
「火星の人」、聞いたことはある。SFといえばハヤカワ。作者はプログラマ。そしてインタビュー中のこのコメント
僕が書きたかったのは、科学の力によって物事を解決していく物語。読者は宇宙飛行士は頭が良くて、感情をコントロールする訓練を受けていると知っているから、僕はワトニーが間違いのない手段を使っていくのを丁寧に書いていけば良かった。
『オデッセイ』原作者が作品の魅力と“アニメ愛”を語る!|ニュース@ぴあ映画生活(1ページ)
これで安心して観れる気がした。
観てきた。
いやー、面白かった。めげない主人公。クルー達とNASAの仲間たちへの信頼と安心感が半端ない。このチームワークがたまらんですね。上映時間は2時間ちょっとあったわけだけど、グッと引き込まれてあっという間に時間が過ぎた。
結構好きなので、Blue-rayをレンタルしてもう一度見てもいいなぁと思う。でも、どうせなら映画館で見たい映画かも。
原作を買った。
原作は「火星の人」といい、上下巻に分かれている。作者は、アンディ・ウィアー。この人がプログラマか。
まだ上巻の途中であるが、とても読みやすいし、適度に注釈がついている。ナイス翻訳。細かい技術的な話が入ってきたりするので、そういうところで目が滑っちゃうというのはあるかもしれない。
映画と比べてどうか? 原作は割と細かく事件が起こっている印象がある。その一方で、映画で時間を割かれていた部分が原作では数行だったりする。映像にしてわかりやすい部分をピックアップするとか、ざっくりと解決とか、そういう味付けがされている。あと、主人公のワトニーの性格は原作の方がもっとファニーな感じで描かれている。
久しぶりに読むSF小説なので、割と楽しく読んでいます。

- 作者: アンディ・ウィアー,小野田和子
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まとめ
もし、どちらから観たらいいか?と聞かれたら、「先に映画館で見て問題ない」と答えたい。アクションがどばーん!みたいなのは殆どないので割と地味な映画ではあるが、やっぱりデカイスクリーンで見るのがいいと思います。
観ていやな気持ちにならないし、オススメ映画です!