AmongUsのAutoMuteしてくれるAutoMuteUsをDockerに移行した話

　みんな大好きAmongUs。

　SteamなどのPCゲームプラットフォームだけでなく、無料のスマホ版、有料だけどコンソールで遊べちゃうSwitch版などなど広く展開して大人気ですね。

　AmongUsを快適に遊ぶためのツールとして、DiscordのボイチャON/OFFを自動制御してくれるAutoMuteUsという便利ツールがある。こちらはWindows限定のツールだが、遊ぶメンツのうち1人がインストールすれば良いので、仲間内では自分がインストールしている。

　昔はツール自体がexeだったので割とお手軽にセッティング可能であったのだが、最新版はDockerの構成になっていた。

　新PCにしたし、Dockerに慣れたい気持ちもあって、Dockerで実現する方法に切り替えてみた話だよ。

事前準備編
- 事前準備・Discord bot編
- 事前準備・WSL2など編
インストール編
ゲームごとの起動・終了編
参考サイト

事前準備編

事前準備・Discord bot編

　まず何はともあれ、AmongUsで使うDiscordサーバにbotを作成したりなんだりする必要がある。その辺については、

https://github.com/denverquane/automuteus/blob/master/BOT_README.md のあたりで触れられている。

　日本語で解説しているところだと、下記サイトの「DiscordサーバへのBotの導入」あたりが詳しい。

note.com

　Discord botの準備と、そのbotのためのtokenがゲットできればOK。

事前準備・WSL2など編

　前回書いたこの記事を参照のこと。

blog.midnightblue.jp

　これらをインストールしてある前提で話を進める。

インストール編

Docker Desktop for Windowsをインストールする

　WindowsでDockerとか不安定なイメージしかなかったけど、最近はそうでもないらしい。WSL2が出たことで状況が激変したとかなんとか。ありがたい世の中です。

　インストール方法は下記のサイトが詳しそう。

Windows に Docker Desktop をインストール — Docker-docs-ja 19.03 ドキュメント

　インストーラをダウンロードしてきて実行するくらいなので、インストールはめちゃ簡単。やったぜ。

AmongUsCaptureをインストールする

　AmongUsの状況をキャプチャするツール。これでゲームをキャプチャして、AutoMuteUsで処理するという感じの構成らしい。

GitHub - automuteus/amonguscapture: Capture of the local Among Us executable state

　「Manual Installation」でもそんなに難しいことはないので、そちらで実行するのがオススメ。（なんでも最新がいいってもんよ）

.Net Desktop Runtimeのインストーラをダウンロードしてインストールする
AmongUsCaptureの最新版zipをダウンロードして解凍する

　という2stepである。ね、簡単でしょう？

　このAmongUsCaptureは事前起動は不要なので、そこは注意。

AutoMuteUsをインストールする

　インストールするためにはGithubからデータを取得してくる必要がある。Githubからデータを取得するための設定などは済んでいる前提で書く。

　Ubuntu上で下記のコマンドを実行して、.envファイルを自分の設定に合わせて書く。

git clone git@github.com:denverquane/automuteus.git
cd automuteus
cp sample.env .env
vim .env

　設定すべき項目から設定例を抜粋。port番号は空いていればなんでもOKだけど、わからなければ下記デフォルト値でよいかと。

AUTOMUTEUS_TAG=6.13.0
GALACTUS_TAG=2.4.1
DISCORD_BOT_TOKEN=（事前準備したtokenの値を設定する）
GALACTUS_HOST=http://localhost:8123
GALACTUS_EXTERNAL_PORT=8123

　AUTOMUTEUS_TAGとGLACTUS_TAGはリリースノートから、テスト版ではなさそうな最新版をチョイスするのでいいと思う。
https://github.com/denverquane/automuteus/releases

https://github.com/automuteus/galactus/releases

ゲームごとの起動・終了編

　ここまで出来たらインストール関連はOK。あとは遊ぶ前の都度都度準備作業になる。

AutoMuteUsを起動する

　Ubuntuでautomuteusディレクトリに移動したのち、下記コマンドでAutoMuteUs起動。

docker-compose up -d

　ちなみにDocker Desktop for Windowsの画面でRUNNING状態なのが見える。

Discordでbotを起こす

　DiscordサーバのVCチャンネルに入ったうえで、テキストチャットで

.au n

を入力する。うまくいくと、botからDMが飛んでくるので、DMのなかにあるURLをクリック。すると自動でAmongUsCaptureが起動する。

AmongUsを起動してホストする

　ゲーム起動するとAmongUsCapture上で自分のキャラなどが表示される。めでたいね。

他のプレイヤーに案内をする

Discordサーバのテキストチャットにルームキーが表示されているのでそれをアナウンスしてルームに入ってもらう。
自分のキャラクターの色と同じカラーのキャラのリアクションをクリックして、Discordアカウントとゲームのキャラが連動する状態（リンク状態）にしてもらう

あとは遊ぶ

　たのしいたのしいImposter役が回ってくるのを待ったりなんだり。

終了作業

　ゲームが終了したら、Discordサーバのテキストチャットで下記を入力。botがおやすみする。

.au e

　あとはUbuntu上で下記コマンドを叩いてDockerを終了させる。

docker-compose down

真夜中の色彩

真夜中の雰囲気が好きなプログラマのブログ